東京都墨田区 寺田商会
下町の自転車屋を自認する寺田商会さん。戦前の創業で、当時は現在の東京スカイツリー辺りで、自動車の販売から修理まで手掛けるお店であったそうです。その後、オートバイから自転車屋さんへと業態が変わり、2012年に現在の墨田区本所へと移転されました。本所の店舗には自動車やオートバイを販売されていたころの名残が随所に見られます。4代目のご主人、寺田光孝さんもバイクや自動車が大好き。面白いもので、珍しい車やバイクで自転車を求めてやってくるお客さんが後を絶ちませんが、日頃のSNS発信をみて訪れるビギナーさんも少なくありません。そんな寺田商会さんはDE ROSAを大切に扱ってくださるショップであり、BLACK LABEL SHOPでもあります。
BLACK LABELモデルを展示
「展示してある2本のNEO PRIMATOは、BLACK LABELの説明に使ってます。例えば普段はカーボンバイクに乗るお客さんが、ヴィンテージっぽいクロモリを探しているときなど。BLACK LABELはダウンチューブのロゴの大きさを選べるので、この2本はちょっと古いイメージのカラーに小さなロゴでオーダーしたものです。SilverカラーのNEO CLASSICOは大きなロゴでオーダーしたので、その場で比べてイメージしてもらいやすいと思います。また、DE ROSAのチタンを求めるお客さんも少なくないので、TITANIOのTREDUECINQUEも展示してあります。旧ロゴ仕様なので気になる人がいるかもしれませんね」
左:NEO PRIMATO(510)/MOLTENI Vintage 右:NEO CLASSICO CROMO(520)/Silver Revo ロゴの大きさに注目。左のNEO PRIMATOは小さいタイプ、右のNEO CLASSICO は大きなタイプを採用。
NEO PRIMATO(510)/Replicaも小さなロゴ
旧ロゴのTITANIO TREDUECINQUE(520)
ジオメトリを再現できるBLACK LABEL
―展示と仰いますが、売り物ですか?ー
「もちろん売りものですよ(笑)。サイズはNEO PRMATOが2本とも510で、NEO CLASSICOとTITANIOは520です」
―BLACK LABELで自転車をオーダーするお客さんの傾向はありますか?―
「どちらかといえば、2台目、3台目でオーダーしてくるケースが珍しくありません。最初にロゴの大きさの話をしましたが、ポジションでBLACK LABELをお選びいただけるケースが多いです。ポジションが決まっているカーボンモデルを乗り込んでいるお客さんにとって、BLACK LABELは限りなく同じジオメトリを金属フレームに落とし込めるので選択してくれるんですね。例えば848を10年くらい乗っているお客さんから、ディスクブレーキの金属フレームに乗ってみたいという相談がありました。このお客さんにとってポジションは848が理想なのですが、848はヘッドが長いフレームです。BLACK LABELはそんな848と極めて近いジオメトリでオーダーができます。もちろん最新のコンポーネントで組むこともできます。大きなメーカーにもオーダーシステムはありますが、DE ROSAはリクエストに応えてくれる幅が広いので、お客さんは満足されていますね。それにベテランサイクリストになると、年齢とともにポジションも変化します。ちょっとアップライトな感じで乗りたいとか。そんな時にもBLACK LABELはお勧めしやすいオーダーシステムです」
※ラグフレームとラグレスフレームはジオメトリの対応幅に差があります。
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寺田商会
東京都墨田本所2-13-4
TEL 03-3623-0382
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