新たなる伴侶として、DE ROSAのカラーバリエーションには無い、フレームもフォークもシートポストも純白のMERAKを希望する辻さん。せっかくDE ROSAの魅力を発信するためにお乗りいただくのだから、なんとか希望通りの塗装ができないか、ダメモトでDE ROSAのトップCristianoさんに交渉したところ、話は意外な方向へ。全身白はおろか、好みの色があれば対応するとの返事。これに対して辻さんは…。
…というのが前回までのお話。
原点
辻さんは興奮を抑えつつお話しされます。
「スタイリッシュという観点でいえば、だんぜん白なんですけどね」
ですけどね?
「こうして現代のDE ROSAに乗るようになると、なにか“縁”みたいなものを感じるんですよね」
ふむふむ。
「そして思い出すのは、自分にとって初めてのDE ROSAなんです」
アレですね。スチールフレームのGiro d’Italia!
「そうそう」
もしかして、好みの色って????
「情緒的ですかね。できませんかねぇ?」
!!!!!!!
うーん、Cusanoからは「好みのカラーで塗るよ」と言ってきているので、できると思いますけどね。
いわゆるGEWISSチームのカラーですね。細身のスチールだから似合っていた気もするけど、フレームにボリュウム感のあるMERAKだと、どんな感じになるのでしょうね?
しかしフレームのペイントをクリアしても、未だパーツの問題が解決していません。
そうこうしているうちに、我々の元にCusanoのCristianoさんから連絡が入ります。
すべてクリアだよ
え?ちょっと待ってください。まずはカラーだけど…
MERAKのGEWISSカラー?問題ないよ
それは良かったけど、パーツはどうするの?
(続く)
第4回は3月17日(木)掲載予定
※CusanoとはDE ROSAの住所、Cusano Milanino(クサーノ ミラニーノ)から。