1月27日。本日はDE ROSAブランド生みの親、Ugoさんの誕生日です。
おめでとうございます!
Ugoさんは御年88歳、日本でいえば米寿です。毎年数回DE ROSAを訪れていた我々も、コロナ禍でもう3年ほど足が遠のいていますが、Ugoさんは感染に細心の注意を払いながらも、元気にお過ごしになっているとのこと。現地イタリアでも陽性反応者が多く出ていますが、病は仕方がありません。イタリア、日本、そして世界中で体調を崩された方が、一日も早く回復することを祈りつつ、我々DE ROSA JAPANは、再びDE ROSAを訪れることができる日を心待ちにしております。
本日はUgoさんの誕生日と、当オフィシャルサイトリニューアルを記念して「Ugoさんの勝手に写真展(ぷち)」を掲載します。掲載した写真は、日本語版カタログ取材撮影で現地を訪れた際に、Ugoさんをモデルにばしっと決めたカットや、何気ない日常を切り取ったカットを並べただけのものですが、フォトグラファーの熱田護さんによる味わい深い写真をお楽しみいただければ幸いです。
まずは2013年モデルのカタログから。Ugoさんと固い握手を交わすのは、CAMPAGNOLOのCEO、Valentino Campagnolo氏。電子式シフトEPSのバッテリーをフレーム内部に搭載するSUPERKING EをCampagnoloと共同開発した年で、CAMPAGNOLO本社工場内で撮影した一葉です。2012年6月18日撮影。
これは2015年モデルのカタログ用に撮影したもの。アブルッツオ州のワインメーカー、FANTINI社のCEO、Valentino SciottiさんとUgoさんとの関係を、UgoさんにCusano MilaninoのDE ROSAで伺った際のカット。Ugoさんが手にするのは、同社のとても美味しいEDIZIONE。Ugoさんもお気に入りのワインでした。2014年7月12日撮影。
これはDE ROSAの第三世代を紹介した2016年モデルカタログの記念写真。三人のお孫さんに囲まれて嬉しそうなUgoさん。左からFederico、Sofia、Nicholas。Sofiaさんが初めてカタログやウェブサイトに登場した年でした。2015年7月11日撮影。
これは2016年モデルカタログ用写真。この時代はNicholasがチタンの溶接修業をしていました。2015年7月13日撮影。
毎年6月下旬から7月にかけて撮影を行っていましたが、2017年モデルは訳あって9月。OfficinaとUgoさん。もはや一体化しています。2016年9月5日撮影。
これも2016年で、9月6日撮影。OfficinaのオフィスでNicholasとAlessioと談笑しているシーン。観察していると、柔らかな表情と真剣なまなざしは半々。Ugoさんの自転車に対する情熱を伝えている瞬間を目の当たりにしたした気がしました。
これも2016年の撮影で9月10日。Ugoさんへのインタビュー的な撮影でしたが、目線の先には奥様がいらっしゃって、女性の好みなんて無粋な質問を投げかけたら、即座に最高の女性がそこにいると、周囲の男性陣を一瞬にして黙らせてしまいました。その後は全員で拍手!
2018年モデル撮影時。Officinaの日常。Ugoさんはけっこう頭を叩きます。でも、とても、優しく、見ていても愛情を感じます。Nicholasと立ち話をしていたら、ぱこんと。
続いてチタン溶接職人のAlessioと談笑。このあとやはり、ぱこんと。お茶目なUgoさんは、Alessioのヘアスタイル(!)をいつもネタにしています。2017年6月30日撮影。
カタログ写真としては珍しいツーショット。Ugoさんの長男、Daniloと。このRaboというモデルは、Ugoさんにとっての初めてのお客様、Rabolini氏の名前からネーミングされました。Daniloが企画したモデルです。2019年モデルで、撮影は2018年6月19日。
同じく2019年モデルカタログより。素敵な写真は2018年6月14日撮影。
2020年モデルのカタログ撮影で、この日は2019年9月11日。Ugoさんと奥様のMariucciaさん。なぜこのカットなのか。それはロゴが変わったことに関連付けて、ブランドの成り立ちから、その未来をテーマにしたこの年のカタログに欠かせなかったからです。
おふたりに出会いはMilanoのトラム停車場でした。トラムと自転車で並走するUgoさんをぼんやりと見ていた少女。やがて何かの拍子に落車してしまうUgoさん。トラムを駆け下りて介抱したのがDE ROSAブランドのスタートでした。いまは廃線となりましたが、レールが残る思い出の場所で。
そんなおふたりが創り上げたのがDE ROSAブランド。Familyが集合したこの写真、MariucciaさんがUgoさんを見つめる表情が最高に素敵な一葉です。これ以上、説明の必要はありません。
「Ugoさんの勝手に写真展(ぷち)」 はこれにておしまい。
Ugoさん、Buon Compleanno! いつまでもお元気で!