DE ROSAの創業70周年を機に製作されたSETTANTA。ブランドの叡智を結集して生み出されたカーボンモノコックのレーシングモデルはDE ROSAのハイエンドとして異彩を放ち、ブランドの代名詞として世界中のサイクリングファンから注目されています。
そしていま、ここにもうひとつのブランド代名詞と言えるモデルをご紹介します。SETTANTAがDE ROSA70年の歴史を結集した現代のレーシングモデルであるならば、DE ROSAのハンドメイドフレームの歴史を引き継ぐモデル、すなわち創業者の故・Ugo De Rosaの自転車に対する情熱が凝縮されたモデル、それがチタンフレームの“U-go”です。
1953年、Ugo De Rosaが18歳の時にひとりで始めた小さな工房、それが自らの名を冠したDE ROSAブランドの始まりでした。イタリアの伝統的な自転車作りに忠実な仕事を軸足に、天性の才能とアイデア、そして蓄積された経験が、後のDE ROSA金属フレームに活かされるわけです。つまり、今回ご紹介するチタンフレームのU-goは、イタリア自転車作りの歴史を凝縮させ、Ugo De Rosaが昇華させたものです。
では、DE ROSAのラインアップにないモデル、U-goとは一体なにか。それは東京渋谷区のDE ROSA SHOP、クラウンギアーズさんが別注した特別なモデルです。
Cusano Milaninoのofficina(工場)で、Ugoの愛弟子であるAlessioが、時間をかけて丹念に組み上げたチタンフレーム。まず目を惹くのはグラフィックで、ヘッドチューブはチタンの地色、トップチューブとダウンチューブは中央あたりでグラデーションがかかり、シートチューブ、後ろ三角、そしてフロントフォークは同色でペイントされます。シートチューブの縦組みのロゴも新鮮。そしてヘッドチューブには70年の歴史、その象徴であるCuoreマークに記された70の文字も誇らしげで、レギュラーのチタンモデルと同様にメタル製のバッジが存在感を高めます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
チタンフレーム リアブリッジ部の制作工程
フレームのなかでいちばん小さいチューブで、その下処理も難しい行程。シートチューブの湾曲に合わせて、ヤスリで溶接面の曲面を出し、ジグに据え付けられたフレームに仮置きしては、調整のために再びヤスリで削る。ジグとチューブを挟む万力が据え付けられたデスクの間を、何度も何度も、何度も行き来するAlessio(アレッシオ)。
チタンに限らず、金属フレームにはこのような手間がかかる。
時間と手間のかかる下処理がようやく終了。Alessioの一連の所作をみていると、現役時代のUgoさんが重なって見えるような気がします。
DE ROSAのチタンはすべてのモデルに高品質のグレード9チタンが使用され、U-goに使用されるチタンチューブも同じ素材のチタンチューブで作られています。U-go独自の特徴としては、使用されるチタン素材がストレートチューブであること。各チューブに偏平加工をしていないため、そのルックスは純粋なホリゾンタルのシルエットであることが特徴と言えます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
クラウンギアーズ別注チタンフレーム U-go
DE ROSAの創業70周年を機に誕生したカーボンフレームのSETTANTA。時を同じくして誕生したもうひとつのSETTANTAと言えるチタンフレームが、クラウンギアーズさん別注のチタンフレーム、U-go。この別注モデルに対して、DE ROSAは創業者であるUgoさんの名をつけたのです。
U-goは完全限定生産。クラウンギアーズさんではU-goをフレームセットと完成車で販売しています。完成車もオリジナル仕様で、SHIMANOは105、ULTEGRA組み、CAMPAGNOLOはSUPER RECORD、RECORD、CHORUS、CENTAUR組みから選ぶことが出来ます。フレームセットも完成車も、たいへん魅力的な価格設定をされているので、在庫のサイズ、カラー、価格など、興味のある方はクラウンギアーズさんまで問い合わせをしてみてください。
DE ROSA U-go チタンフレーム
フレーム価格:¥698,000(税込価格)
カラー:RED・BLUE・ORANGE
世界でクラウンギアーズだけのデローザ U-GOをあなたの生涯の相棒に。 | 自転車買取クラウンギアーズブログ