IDOLはKINGとともにDE ROSAカーボンフレームの歴史を支えてきた重要なモデルです。初代IDOLはイタリア人の名クライマーであるステファノ・ガルッゼリとともに一時代を築き、また、第3世代までのどの時代においても、カーボンのミッドレンジを担う重要なモデルでありました。
しかしIDOLにはもうひとつのミッションが課せられていたのです。それはロードバイクの未来を見極める、DE ROSAの羅針盤であること。
実は2013年に発表した第3世代のIDOL。その開発は2年の歳月をかけて、ディスクブレーキ仕様も同時に開発を行っていたのです。ロードディスクの黎明期ながら、少量が市場に投入され、ロードバイクにおけるディスクブレーキの市場動向を探るとともに、今日のディスクブレーキに対するムーブメントに対応するべく、DE ROSAは準備を進めていたのです。PROTOS、MERAK、SK Pininfarinaのディスク化は、IDOLのデータが参考となったことは言うに及ばず、メタルフレームのディスク化においても、IDOLがもたらしたものはDE ROSAの知識と経験として蓄積されました。
さて、新しいIDOLです。このフレームもデザインはキープコンセプトで、美しい弓なりのトップチューブをもつシルエットは、まごうかた無きIDOLです。しかしSK Pininfarina同様、フレームの細部には色香が漂い、性別や世代を問わず、多くのサイクリストがこのロードバイクを「伴侶」として迎え入りたい衝動に駆られるはずです。
高い負荷にどこまでも応える剛性感と、疲れにくい乗り心地が自慢のバイクであることも先代譲り。ヒルクライムからロングライドまでマルチに使えるオールラウンダーで、最初のディスクブレーキロードバイクとしても間違いのない選択です。また、新しいIDOLも全てのワイヤーをフレームに内蔵する設計で、FSAのACR Systemを採用しています。
新しいIDOLは完成車とフレーム単体販売をご用意しました。完成車の仕様はコンポーネントにSHIMANO 105 (R7000) 11speed、ホイールにSHIMANO WH-RS170を装備。
このモデルはディスクブレーキ専用フレームで、カラーはWhite、Red Ruby、Grey Mattの3色展開です。
価格は完成車で430,000円(税別)、フレーム販売は298,000円(税別・予価)。現在、全国のDE ROSA SHOPにて予約受付中です。